霧月の執筆道場

文章の練習用のブログです。内容はノンフィクション寄りの雑記(Essay)。

平日の決勝戦というジレンマを抱えた、価値のある特別な一日

今日、最近良く通っている、近所のラーメン屋の前を偶然にも通ることがあった。

しかし、今日は定休日になっていた。

背脂が美味しいので最近ハマっていたが、定休日というのはあまり見たことがない。

 

確認することは叶わないが、今日のWBC決勝を見るためだとしたら微笑ましい限りである。

 

 

 

昨日の勝利を受けて、有給を取るかどうかという話題が一部で流行っていたように思う。

 

私が学生時代なら、おそらく先生は中継を見せるか試合状況を教えてくれるなど、先生にできる範囲の配慮はしてくれたと思う。実際、何の時だったかは忘れたが、複数の先生が何度かそのようにしてくれたことがある。先生も気になったのだろう。

 

私は世の中のことに興味がないことの方が多い子供だったが、たとえ普段興味がなくても、その時は周りが盛り上がっていることが楽しく、嬉しかったように記憶している。

 

 

会社であっても、誰一人興味なくいつもどおりに仕事したと言える職場は、あったとしてもそれが多数派とは言えないかもしれない。

 

年に一度もないことであり、これだけ日本中が一体になっているように感じることはそうそうないことである。

次の大会が、今回のような大会になるという保証もないのだ。

 

 

どのように対応できるかは、業務の状況にもよるだろう。

 

年度末とはいえ、今、全ての職場が絶対に忙しいとは限らない。

まず、職場が決算期かは会社による。決算期でなくても年度末が忙しい職場は多いかもしれないが、あくまでそれはすべての職場には当てはまらない。

そのあたりは杓子定規的に考えることはできない。

 

むしろ年末のほうが「師走」と書くように、忙しい確率が高い可能性もある。

 

業務的に時間を取ることの可不可に関わらず、実際はトップや上司の考え方次第としか言えないことではある。

業務に支障がなければ、あるいは業務に支障がないように調整して、半日くらい見ていても個人的には問題ないだろうと思う。

ただやはり、このことによって他の人に過剰に負担が行くようなことは避けるべきである。

やることさえやっているならば、むしろ人間らしくて良いとも言えるかもしれない。

 

そして、そういう思い出と共に特別な一日にできたら、やはり今日は一生忘れない日になったのではないかと思う。

 

実際はやはり日本人なので、いつもどおり会社に行った上で、あまり仕事が手につかずこっそり確認したりする人が多かったのではないかと予想する。

 

 

 

私は、前半の時間帯は花粉の影響で体調が悪く、後半の大半は観ることができた。

少しハラハラした場面もあったが、やはり全体を通して楽しんでいるのが伝わってきたのが良かった。

野球にあまり詳しくないので内容には触れないが、生で観れて良かったと思える良い場面がたくさんあった。

 

 

もっと根本的なことを言えば、人生には”本人が楽しむこと”以上に必要なことなんてないのではないだろうか。

今回は野球を通してそれを見せて頂いたのかもしれない。