霧月の執筆道場

文章の練習用のブログです。内容はノンフィクション寄りの雑記(Essay)。

税収が潤っている市町村は想像以上に住みやすいという衝撃

私が今住んでいる自治体は、詳しく調べてはいないがおそらく税収が潤っている方なのだろう。その心当たりはあるので、敢えて調べずとも、きっとそうなのだろうと思う。

 

これまで2度引越しをしたが、少なくとも過去に住んだ歴代の自治体よりは潤っているように見える。

 

自治体のサービスが良いと、間接的に恩恵が受けられる可能性も上がる。

 

これは過去に住んだ自治体では体験できなかったことでもある。

納めているはずの税金が自分に関わりのない場所でしか使われていない場合や、自分が恩恵を受ける前の段階で尽きている場合、税金を納めている意味を自分が実感するようなことはほぼ皆無である。

これまでそれが当たり前だったので、自治体に期待しても無駄だと思っていた。

しかし、今住んでいる場所に関してはどうやら違うらしい。

 

私が一番実感したのはPCを使用できるような作業スペースである。

中学生以降くらいから、当時住んでいた地域で、今でいうコワーキングスペースとして使えそうな場所をよく探していた。

要は、外で使える机と椅子を欲していた。

 

小学生時代は学校帰りにちょうど宿題ができるような公共施設があった。

しかし狭いことと、小学生ばかりが集まる場所だった為、中学生以降は使いづらくなった。

 

卒業してからも、私は常々そのような場が欲しいと思っていたが、なかなかうまく見つからなかった。

中学・高校時代は小説を書いていた為、一人で使えるスペースを必要としていたし、それ以降も作業スペースが欲しいと常に思いながら生きてきた。

 

いろいろと研究したが、結局行ける範囲で実用性のある場所といえば、ネットカフェや喫茶店など有料の場所が主だった。

 

それが、今住んでいる自治体では、市内という狭い範囲内ですら複数箇所無料で使えるスペースが提供されている。

引っ越してしばらく経つが、無料にも関わらず居心地の良い場所がここまであるとは思わなかった為、最近知って衝撃を受けている。

 

私としては小学生時代に使っていたあの場所を理想としていたが、あの時よりも施設は広く、また内装・外装も現代的で洒落ているし、多年代が集まり活気もある。

 

住む場所によってここまで違うということは体験してみないとわからないことだった。

 

おそらく、このような場所は全国にある程度の割合であるものと思われる。

もし、今住んでいる場所にそこまでの愛着や、特別な理由やしがらみがなく、

近隣の市町村に自分の求めるサービスを提供している場所があることが判明している場合、引越しを検討する価値は十分にあるのではないだろうか。

 

仕事などの生活自体は大きく変えずとも、もしかしたら引越し代の元くらいは割と容易にとれるかもしれない。