選挙が活発だ。
体感だが、近年割と静かになったような気がしていた。選挙カーを見ることも少なかったし、見てもいろいろと声をかけていないことが多かった。
それが、今回は選挙も昔のように声を出しアピールしていることが多い。
個人的には静かな方が良かったが、おそらく、静かだったのはコロナの自粛も関係があったのだろう。コロナの終わりはここにも影響したのかもしれない。
声が大きいから選ぶというのも違う気がするが、選挙カーの声が大きいことにより皆が選挙のことを思い出すという利点はあるだろう。
選ぶ人や住んでいる場所等の条件も絡んでくるが、選挙が終わってしまえば、選挙による変化というのを感じることは少ないようにも思う。
そのため、行くのは無駄というのも一理あるのだが、それでも普段行かない人の大半が行くようになれば結果は変わる可能性もある。もちろん、そう上手くもいかないのが現実ではあるが…。
選挙権を得たばかりの年齢は別だが、20代の投票率は全世代の中でも一番低いとされている。
確か高校では選挙教育があったと思うが、学生の時にはその重要性を学び、大人になったら行こうと思っていた人も結構いたと思う。しかし社会に出てからその無駄さに気付き、愕然としている人は決して少なくはないと思う。
論点が多数決原理の問題になっている場合、若い人が少ないので、世代間で意見が割れた場合それだけでも若い世代には不利である。そのため、若くて世代の人数が少ないほど、自分ひとりが行っても無駄というのを感じやすいのではないかと思う。
そうでなければ、もう少し投票率は高くなってもおかしくないだろう。
また、公約を見比べて良いと思うものに投票するべきではあるが、実際はそういう基準で選ばれているとは限らない。それもまた、無力感につながっているのかもしれない。
それでも、今はメインになれなかったとしても、必ず中心になる時代はやってくる。
そのときのためにもできる範囲で選挙のことを考えておくのは悪いことではないのだろうと思う。