霧月の執筆道場

文章の練習用のブログです。内容はノンフィクション寄りの雑記(Essay)。

表現としての純粋な「書く」ことへの思い

4年程前になるが、これと似た文体で、とあるSNSに文章を上げていた時期があった。

最後にフルタイムで働いた時期でもある。

 

 

あの時期は私の勤務生活でも、良くない意味での印象が強く残っている方だ。

 

一言で言えば、業務上一番関わる女性のパワハラ、モラハラであった。

彼女の態度は関係者間でも元々有名だったそうだが、それでも、彼女に合う人はどこかにいるのだろう。私が合わなかったと言うだけで。

しかし、私の前にもそれが原因で辞めた人が何人もいるという強者でもあった。

彼女はプレイヤーとしては優秀だったが、優秀過ぎるが故にあまり指導者には向いてなかったのかもしれない。

 

具体的な描写は割愛するが、この時期は体調不良の頻度が多かった。

元から体はあまり強くないが、この時期の具合の悪さは、そこまでの経験の中でもトップクラスだったはずだ。

 

 

それでもまだこの頃は、精神的な要因ですぐには辞められなかった。

 

・仕事はフルタイムで勤めるのが望ましい

・具合が悪くても会社に行かないといけない

・自分の体調を優先してはいけない

 

…などの実家由来の思い込みがあったためだ。これらに繋がる要因があるわけだが、長くなるのでこちらも控えたいと思う。

 

 

この時期、実家は既に出ていた。しかし、人生の中の大事な時期に何年もかけて刷り込まれたものが、実家を出るだけでなくなるわけではない。

 

その刷り込みをした当人達は責任を取ることはないため、早く自分の中から消したほうがよいと思うのだが、簡単なことでもないだろう。

何年経っても戦っている方も多いと聞く。

足掻きは苦しいものだが、やはり少なくとも、傷がある程度癒える時間は必要なのだろう。

 

 

 

このブログのスタイルはその時期にやっていたSNSが由来となっている。

 

この苦しい時期に、宛てもなく自分のことを書き連ねていたが、継続な苦手な私がこの環境の中で特に苦労せず続けられていたのだから、これなら行き詰まりにくくやりやすいだろうと思った。

あの頃は自分の事を表現するのに抵抗があった為、クローズドなSNSで書いていた。

 

しかしあれから数年が経ち、最近は環境が少し変わったところでもある。今なら、もっとオープンな場でやってみても良いのではないかと思ったのだ。

子供の頃からやっていた、表現としての「書く」以外にも様々な形でのライティングスキルを学んだが、それでも私にとっては何も気にせず書くことが原点である。

 

これをしてこそ、他に繋がっていくのではないか、と、薄々思っていたところを検証してみようと思ったのもある。

 

当時のSNSは色々思うところがあり、最終的にはバックアップも取らずに削除しているが、特に後悔はない。

強いて言えば最初からこちらに書いても良かったかと思う程度だが、あの時期があったからこそ今ここに書こうと思ったのだろうとも思う。

 

書く習慣自体は、既に人生の半分は超えている。これだけ辞めないなら、私にとっては必要なことなのだろうと思う。

だから私はもっと意識的に書いていきたい。

そして、自分の中で留めずにこれからは伝える文章も書いていきたいと思う。